※全て予約制です。当日直接のご参加はできません※
「では今日の感想を書いてみてください。もちろん、今日学んだことを生かしてね」
4時間の講座が終わると、先生がニヤリと笑ってそう告げてきた。
――え。そんなことできるかな。
そう思いながらも、手は自然と動いていた。
あ、そういうことか。は! もしかしてこういうことだったのかも。
すごい。答えが見えてくる! 講座の感想を書きながらわたしの心は震えていた。
すごい。これなら、これならば。これからは言いたいことを伝えられるようになれそうだ!
あなたは、人前で話すことは好きですか?
誰かに、自分の言いたいことをきちんと伝えることができますか?
そう聞かれたら、わたしの答えは断然「NO」だ。
なぜだかわからない。何をどうしても言いたいことが伝わらない。
大抵の場合は、言いたいことを言い切らないうちに「わかるわかる! こないだ私もこんなことがあってさ」と、話し相手が別の話を始めてしまい、結局何も言えないまま話題が変わってしまう。
――話すスピードが遅いのかなぁ。
そう思って早口で話してみると「え? 何? どういうこと?」
結局言いたいことは伝わらない。
わたしの言いたいことが伝わらない原因は、どうやら話すスピードではなく、中身の問題らしい。
だったらどうしたらいいんだろうか。
厄介なのは、言いたいことが伝わらなくても、何となく生きていくことはできる。
仕事でも、大成功を収めることはできなくても、何となくそれなりにやることはできる。
それが厄介だ。
伝わらないことが致命的な原因となり事件や失敗が起きれば改善する気になるが、そうでもない。
だからこそ、困ったな、でもまぁいいか、仕方がないと流してしまいがちなのだ。
でも、本当にそれでいいのだろうか。
話が面白くてわかりやすい人は、職場でも生き生きしていて、いつもやりたいことをやっているように見える。人間関係もスムーズで、いつも素敵な友人やパートナーに囲まれ楽しそうに見える。
もし「言いたいことが伝わる」そのことで物事が上手くいくのであれば。
そんな時だった。
「わかりやすく伝える原則を教えます」
暇つぶしで何気なく眺めていたSNSの画面をスクロールしていた指が止まった。
――え? 原則ってなんだろう。そのルールがわかれば、わかりやすく伝えられるようになるのかな。
わたしにもできるようになるのかな。
半信半疑のまま、ドキドキしながら藁にもすがる思いで、講座のホームページを開き、申込みボタンを押した。
この講座を受ければ、きっとわたしも変わることができる! そんな期待を抱いていた。
ところが講座当日、開口一番に先生はこう言った。
「これは一朝一夕で身につくスキルではありません」
――え? しまった。結局簡単には見つからないんじゃないか。だったら、わたしは変われない。
結局、だめなままなんだ。
そう思っていると、先生はこう続けた。
「素直に実践する人だけがスキルを獲得します。とにかくやってみてください。
続けた人だけが、身につけることができます」
そうか。素直に実践する。続ける。それが大事なんだ。
わたしはすぐに「えー、じゃあ無理じゃん!」と反応してしまったことを反省した。
それでは、身につくものも身につかない。
いつもそうやって「わたしには無理」「そんなのはできない」と端から否定して、何も続けてこなかった。
だから結局何も身に付いていない。中途半端なまま「まぁいいか」と惰性で生きてきたんだ。
とにかく素直にやってみよう。そう心に誓い、先生の話に耳を傾けた。
「では今日の感想を書いてみてください。もちろん、今日学んだことを生かしてね」
4時間の講座が終わると、先生がニヤリと笑ってそう告げてきた。
――え。そんなことできるかな。
そう言いながらも、手は自然と動いていた。
あ、そういうことか。は! もしかしてこういうことだったのかも。
すごい。答えが見えてくる! 講座の感想を書きながらわたしの心は震えていた。
すごい。これなら、これならば。これからは言いたいことを伝えられるようになれそうだ!
「結論が曖昧」「ロードマップを示していない」「説明が飛躍しすぎる」
それは、わたし自身が見つけ出した「なぜ伝わらないのか」の原因だった。
過去に言いたいことが伝わらなかった時は、考えてみればすべてこれに当てはまる。
逆に考えれば、この三点をクリアーしていけば、わたしにも「わかりやすく伝える」ことができるんだ!
誰かに指摘されたわけではなく、自分で見つけ出した答えだからこそ、突き刺さってくる。
何をすべきかが見えてくる。あとは、素直に実践し続ける。それだけだ。
「ロジカルプレゼンテーションベーシック講座」
それは、+αのスキルを身につける講座ではない。
自分の躓きを深く深く掘り下げ、その原因に気付くための講座だ。
それがわかった時、ようやくわたしは、自分自身のスタートラインに立てた気がする。
これからは、自分の言葉で答えを見つけ、自分の意思で前に進んでいけるだろう。
よくわかりました。
理解できました。
納得しました。
といわれるプレゼンテーションの基本をお伝えします。
ロジカルなプレゼンテーションに必要なのは
・ロジカルに考えるポイント
・的確に伝える説明の原則
・わかりやすい構成
この三つです。
思考(考え、ひらめいたアイディア、思いつき)を整理する技術学びます。
適切に整理することができれば、わかりやすく伝えることができるようになります。
考えを適切に整理することができれば、納得性を高めるためのチェックもできます。
説明の原則を知ることで、聴き手の心理を理解できます。
聴き手がどのように受け取るのか、受け取り方に沿った原則を知れば、
より的確に伝えることができるようにます。
わかりやすい構成法を学びます。
わかりやすい構成でプレゼンテーションをすれば、確実に伝えることができます。
セミナー概要
[日 時] 各日 12:30〜16:30
・【東京】05月20日(土)
・【東京】06月17日(土)
[東 京] 東京芸術センター 9階会議室
[受講料] 8,000円
[定 員] 各回12名(定員になりしだい、締め切りになります)
・【東京】05月20日(土)
・【東京】06月17日(土)
[対象]・・・こんな方にお奨めです
・アイディアをうまく整理したり、伝えることができない、という方
・社内講師を頼まれたが、話すのに自信がないという方
・うまく話をまとめることが出来ない、と思っている方
・話をしているうちに「何を話しているのか」わからなくなってしまったことがある方
・「何を言っているかわからない」といわれたことがある方
[内容]
思考(考え、ひらめいたアイディア、思いつき)を整理する技術学びます。
考える時に浮かんでくるさまざまな要素を整理する方法、論証の方法を学びます。
論理的に説明し、聞き手が理解、納得する形を学びます。
論証の方法を学ぶことで、自分の考えアイディアを整理することが容易になります。
たやすく整理することができれば、納得性を高めるためのチェックもできます。
たやすく整理することができれば、他の人の話を聞く時にも整理しながら受け取り、
理解することが容易になります。
たやすく整理することができれば、わかりやすく伝えられるようになります。
プログラム
論理的に考える
・ロジカルシンキングの種類と特徴・ロジックの基本
論理的思考の基本を説明します。
・演習
論理的思考の基本を深めるための演習をします。
短文・長文の分析、具体的な例を通して構造化して理解する術を身につけます。
聞き手の心理を理解する
プレゼンテーションを聞く人の心理を理解し、
わかりやすい説明のポイントを掴みます。
演習
わかりやすい説明のポイント、実際に演習をします。
わかりやすく伝える三つの原則
わかりやすく伝える原則を理解します。
演習
原則を使って説明をします。
ロジカルなプレゼンテーションの基本構造
わかりやすく、ロジカルにプレゼンストーリーを組み立てる
基本を説明します。
演習
基本構造に沿って、プレゼンをします。
講師
西部直樹(N&Sラーニング代表)
1958年北海道生まれ。
広告制作会社、作家個人事務所を経て、研修教育関連会社に入社。
ディベート講師として、年間50回以上の研修を担当する。
94年に独立。
ディベート・プレゼンテーションなどのロジカルコミュニケーションスキル関連の研修と、
産業カウンセラーとして、メンタルヘルス関連の研修講師を務める。
論理と感情の両面に通じた研修事業を展開。
企業・公務員の研修講師を数多くつとめる
また、学校教育にも積極的に関わっている。
(有)N&Sラーニング代表取締役
全国教室ディベート連盟常任理事
産業カウン セラー
論理療法士
2001年 金城学院大学非常勤講師
2001年 芝浦工業大学非常勤講師
2005年 お茶の水女子大学非常勤講師
2006年 東京大学非常勤講師
2010年 山形大学非常勤講師
現在 東京都立つばさ総合高等学校非常勤講師
著書
「はじめてのディベート」
「ディベート入門講座」
「議論力が身につく技術」
「 実践ディベート研修」
「1分間相手をやり込める技術」 ・・・他
申込
クレジットカード・コンビニ払いでお願いします。
・【東京】05月20日(土)
・【東京】06月17日(土)
※ 連続受講割:ディベートベーシック講座 も連続して受講の場合14,000円