日 時:1997年5月17(土)、18日(日)
会 場:小田原アジアセンター(小田原駅より徒歩またはタクシー)
参加者:12名(左口,西部,別所,倉島,大塚,鈴木,進藤,萱森,井浦,樋口,中村,加藤)
参加費:20,000円(1泊2食、施設使用料等込み、交通費別途)
※募集人数10名のところ、14人の応募があり大盛況でした。
結局、ホームページを見て大阪から参加された樋口さんを含む12人で実施されました。
「日本は著作物の再販売価格維持制度を全廃すべし」は未来塾の第8回日本語ディベート大会の論題であり、DOSからも参加希望者がいるため、採用しました。リンクマップを作成して感じたことは以下の点でした。
■メリット
書籍の価格は本当に下がるか?
数十円の安さより、利便性を求める傾向が強く、安く売る所はあるだろうが、定価販売が多数ではないか?
返本が減って、紙の無駄使いがなくなるか?
返本は、売れ行きの予想が外れることから生じるものである。
再版制度の廃止と、売れ行き予想の向上は無関係なので、預かり制度は残るのだから返本は減らないだろう。(買取制になれば話しは別)
■デメリット
新聞の個別販売は本当になくなるか?
再版制を止めると個別販売がなくなってしまう理由が見当たらない。
個別販売を前提とした価格での競争が起こるであろう。ただし、
僻地においては料金が高くなる可能性はある。
売れ筋の本だけが売られ、売れないが良質の本は姿を消すか?
現状でも町の小売り店は売れ筋の本しか置いていない。
したがって、この理由を持って、町の小売り店が、売れないが良質の本を売らなくなるとはいえない。(もともと売ってないのだから)
一方、大店舗は品ぞろえを強調するために、売れないが良質の本を売り続けるだろう。