「風俗につとめる女子大生」というテーマの回のことです。
SMクラブに勤める女子大生が、なぜそのようなところに勤めるのか、その訳をこのように説明していました。
「私は作家になりたいんで、今やっていることって絶対プラスになるじゃないですか。
うちは山田詠美さんが書いた小説とか村上龍さんが書いた小説よりも、もっと生々しいSM小説とか書いてみたいですし、それなら自分で飛び込んでM嬢も女王様もやって、はじめて自分の中で消化してから書けるものだと思いますし、そういうのって普通に学生やっていて、社会人やっていてできないじゃないですか」
この女子大生は、小説を書くためには、そのテーマに合った体験を経なければならない、と説明をしています。
この説明に対して、ビートたけしは次のように返していきます。
「でも、殺人者の小説、殺人者しか書けないことになる」
その論理を他のことに当てはめると成り立たないことで、論理の誤謬を端的に指摘しています。
論理が破綻した彼女は、その後勤めている本当の理由を正直に話していました。
例えば、
反対から考えてみたら
他のことに当てはめてみたら
なぜ、そうなるの
すると、どうなるの ・・・etc